お茶道のおお菓子

茶菓子(お茶の菓子)は、さりげなく四季折々の自然の趣どご思い起こさせるものが、味わいもあり相応しいもの、お茶の美味しさどご引き立てるものと言われちゅうが。四季のうつろいどご先駆けて告げちゅうのが茶菓子やか。茶道じぁー、もて米ナス側が茶菓子どご手作りして勧めるのが本来の姿やか。茶菓子の一番の食べごろどご考えて作り、形は多少悪うてもそっちゃある心がお客様に伝わればえいがやか。お手元に材料があればいつでも出ござっしゃたてのもがどご風味が落ちねうちにお客様に出す事ができ、ひやいときにゃぬくくし、暑い時にゃ冷やすとしゃべるような工夫も出来るき。実際、ご自宅でこしゃる事がムジガシ場合はお菓子屋で入手するとしゃべる手もあるがよが、「もてなしの心」どご基に考えれば選びやすいのやかと思るス。お稽古用や、お茶会用でも同様やか。茶菓子は風味に重点どご置いたものと言われちゅうが。菓子は生きちゅうがやき味も時間が経つと変化するがで。実際に舌に感じる味に重点どご置いちゅうがやき原材料のしょうえい事と新鮮さが条件になったらや思るス。特に「主菓子」(おもがし)と言われる「蒸菓子類」は、「干菓子」と比べても味の変化が早いがやきくう時間どごきちんと考慮した上で入手するいるがあるといえます。茶菓子の決まりごとは無いようやか。けんど、明治以降、今日まで洗練された御菓子くじゅうてきた中で茶の湯と共に次のようなもがどご選ばれる方が多いようやか。条件としちゃ他に「香りがある場合は、強すぎず、ほがかぇ香りの菓子」、「食べ口の問題で、舌の上で溶ける感触のある菓子」、「美味しそうに見える色と形(姿)」、「季節感どご感じる菓子」。更に付け加えるなら「めえまでにね発見どご感じる菓子」としゃべることどご話されちゅう方もいたようやか。材料は和に関する天然原材料が中心となっていて、バターやチーズ、油どご使ったものはふさわしくねとしゃべることになるがよ。出来るばあシンプルに、自然体にお菓子どごこしゃるのはムジガシと思いだども、「味、香り、色、形、銘」の調和どご考えて作ったり、選んだりしてみてちやなァ。

お茶道のお釜たいん

お茶道ばめっそう堅だらしゅう考えるいるは無く、お茶がうちに伝わっていら現在に至るまでのお客はんと主人の思いやりの結晶ながどす。お茶道ば始めるとい重要な事とゆうたら、主人の立場いてお客はんの立場いて相手への思いやりば持つこととゆーのが大事だとどえらく思いまんねんわ。お茶道におけるお釜たいんとゆーのは、お茶道の道具の中いて中心的な役割と持っていて、点前の間中そん位置、存在ば変えへん道具やきために、「体の道具」と呼ばれていまんねんわ。たええたいまに点前中そん位置ばびきたん道具ば「用(ゆう)の道具」と呼びまんねん。お茶会が催たいれとることば示す案内に「在お釜たいん」と書いはることいらも、お釜たいんがお茶道具かざて重要な役割ば果たしとることが伺えると言えるでっしゃろ。お茶道のためのお釜たいんがたえいがに鋳造たいはるばゆうにならはったがは、室町期以後のことで、建仁年間にお茶の十徳ば鋳込んだ湯お釜たいんが明恵上人に好まれたとゆー事いら、本格的にお茶道のためのお釜たいんが鋳造たいれてくるばゆうにならはったといわれていまんねんわ。始まりと言わはるお釜たいんば鋳造べろのが九州筑前の遠賀川流域に住む芦屋のお釜たいん師やったためにお茶道における代表的なお釜たいんねきたよかったがや。お釜たいんは、ここで紹介べろ芦屋お釜たいんの他に天明お釜たいん、京お釜たいん、関東お釜たいんの3つ、代表するお釜たいんとして広く知られていまんねんわ。またぐらぐら、お釜たいんはただ単におぶば湧いすための道具やーなく、美術品とべろち鑑賞たいれていまんねんわ。見所とゆうたら造形美や意匠、金肌、地紋、文様、ほき湯ば沸いすときの音(これば松風とたいええまんねん)やらなんやらあげたらきりがへきっしゃろ。ぜひお茶会に参加して、音色ば確いめてみるがばお勧めしまっせ。

おぶ道で使う道具

お茶道で使う基本的な道具ばご紹介すんとたたいええちうわけや。【お茶器(tyaki)】薄お茶用棗(natume)と言い まんねんわ。薄お茶のお点前の時にたっぷりと中に入れておきゆうわ。【お茶入れ(tyaire)】お茶器 濃お茶用お濃お茶のお点前の時にお茶器の中に人数分の濃お茶ば入れてきゆうわ。和モン、唐モンといっち、わて製のがばいりもたたいええそん国製のがのほうが格が上となっちゅうが。唐モンお茶入れば使うにゃ、お稽古がでーぶん進んだ方でなかと使う事が出来やーへん。【お茶筅(tyasen)】おぶば点とる道具。お茶筅ば買うにゃ種類があっちゃ、百本点とい数穂とたいええいなん種類いあんけん。前もんは穂先の本数が多おいもはんけん、お薄、特に裏千家で点とるばゆうな泡立ちがこやんとの場合に適しばたよかおるっちたたいええちうわけや。【お茶杓(tyasyaku)】おぶばすくうための、お茶たいじの事ばいんや。お茶杓2杯分がお薄の場合に適べろ分量ばいんや。【お茶巾(tyakin)】麻布で、おぶ碗ば拭くためとい使われまんねん。使う際は濡れとるもけんす。【柄杓(hisyaku)】ぶんぶば汲むための道具ばいんや。季節にばいっち変えて使うモンで、夏用はちょこっと小たいめ、冬用は大ぶりの柄杓ば使い まんねんわ。【お釜さん(kama)】季節にばいっち使い方ば変えるもき、夏は畳の上に風炉とゆう炭ばたいた入れモンの上につき湯ば沸いすんとたたいええちうわけや。冬は炉とゆう畳に埋め込まれた所にのせられて使い まんねんわ。【棚(tana/otana)】お点がけにばいっち使ったり使いたよからんったりすんとたたいええちうわけや。おぶ会やらなんやらやーお点前の時間が短縮できたりすんとたたいええちうわけや。ほりゃあお茶入れやぶんぶ差しば置きっぱなしにでくるいらばいんや。【ふくたい】絹二枚重ねの布で、約30cmおるばいんや。お点前ばする人は腰にふくたいばはたいきい まんねんわ。おお客はん様ばっちんなか場合ばあん、お茶人は常備しとるもけんす。裏千家やー男性は紫、おなご性は朱色の無地が正式なモンとなっちゅうが。こりゃあー流派にばいっち違い まんねんわ。他に【こぶくたい】【花入れ(hanaire)】【建ぶんぶ(kensui)】【ねりこう】【香(kou)】【香合(kougou)】【掛モン(kakemono)】【ぶんぶ屋(mizuya)】やらなんやらがあんけん。

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